資料作りのコツ

パワーポイントの図形に迷ったときの6つのパターン。構図を覚えれば図形は恐くない!

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パワーポイントでスライドを作成していると、図形を作る機会は多いです。

文章で表すと長くなってしまったり、表現しづらいことも、図形を上手く使うと分かりやすく伝えることが出来ます。

ですが、この「図形を上手く使う」ということに苦手意識を持っている方は多いのではないでしょうか。

図形を作るのが苦手な人に話を聞くと、こんな声をよく聞きます。

  • センスがないから作りたくない。
  • 絵心がないから苦手。
  • 高校のときの美術の成績は2やった。から作りたくない。

気持ちは分かりますが、そんなあなたでも大丈夫。

パワーポイントで作る図には、決まったパターンがあるからです。

パワーポイントで図を作るときに、センスも絵心も必要ありません。必要なのは、どんな情報にはどんな構図が適しているか、という知識だけです。

いわゆる決まり文句、のようなものがパワーポイントの図形にも存在するのです。

あなたが伝えたい情報に適した構図さえ分かれば、図形の作成は恐くありません。

今回は、パワーポイントで図形を作るときに必要な「構図のパターン」を紹介します。

この構図さえ覚えておけば、パワーポイントの図形に迷うことはなくなる!というくらい全てのパターンを考えてみました。

図形に少しでも悩む方は、ぜひ読んでください!

 

①影響を与える/変化する情報を伝えたいとき。

一つの物事が別の物事に影響を与える場合や、物事がどんどん変化する、という場合には矢印を使って表現しましょう。

 

【例】

  • ストレスは不眠に影響する。
  • ハマチはブリに名前が変化する。

注意点として「本当に関連性があるか、見ている人に伝わるか?」ということに気を付けてください。

例えば「暑い ⇒ 疲労感」という図形があったとしましょう。

ぱっと見て意味が伝わる人もいれば、「暑かったら外に出て遊びたくなるから、元気になるんちゃうんか?」というように、意味が伝わらない人もいます。

相手の知識レベルを考えて、伝わらないと思ったときは図を細かくしましょう。

相手の知識レベルって何?と思った方はこちら。
関連記事:プレゼンが伝わらないのはなぜ?人気講師が教える2つの質問で見えてくるプレゼンの本質。

また、図の色は赤・青・緑・・・のようにばらばらにせず、ある程度色を揃えておきましょう。同じ色、もしくは同じ色の濃淡で図を作ると、関連性があることが一目で伝わります。

 

②相互に影響する情報を伝えたいとき。

別々の物事が相互に影響している、という場合には双方向の矢印を使って表現しましょう。

 

【例】

  • お店はお客に物を売り、顧客はお店から物を買う。
  • 銀行は会社にお金を貸し、会社は銀行に利子を支払う。

このとき、「どう影響しているのか?」を矢印の近くに書き込むとより分かりやすいです。

 

こちらのスライドでは「お店」と「客」を違う色で表現していますが、別の色でも問題ありません。

ただし矢印の色は揃えておきましょう。そうすることで、統一感が生まれます。

 

③並列の情報を伝えたいとき。

物事に優劣がなくどれも同じである、という場合には図に変化を付けず、並べて表現しましょう。

 

【例】

  • 秋に食べたいものである栗、さつまいも、ぶどう。
  • 生活に欠かせない衣・食・住。

 

ポイントは、それぞれの図形を全く同じにすることです。図形に違いがあると、情報に違いがあるように見えてしまいます。

また、図形をきっちり上下揃えて配置することも気を付けましょう。

 

図形の色は、例のように変えても構いませんし、同じ色でも構いません。

 

④情報の構造を伝えたいとき。

複数の物事がどのような構造になっているか伝えたい、という場合は図の大小で表現しましょう。小さい図を大きい図の中に配置することで、構造を伝えることが出来ます。

 

【例】

  • ヒトは哺乳類の一種である。
  • 市役所には環境科や生活保護科がある。

 

 

このように、図の大小を使って構造を表すことが出来ます。色は濃淡で表すと、分かりやすいですね。

例では「哺乳類」と「ヒト」の2種類だけなのですっきりと表現できていますが、例えば「イヌ」など、他の哺乳類も登場する場合には図がごちゃごちゃしてしまいます。

伝えたい物事の数が多い場合には、こちらのように樹形図で表現しましょう。

樹形図の場合は、色は付けずにシンプルが良いですね。

目立たせたい・見て欲しい部分だけピンク色にすると、分かりやすい資料になります。

 

 

⑤循環する情報を伝えたいとき。

複数を物事が影響を与え、結果的に情報が循環する、という場合には矢印を使ってサイクルで表現しましょう。

 

【例】

  • 甘い物を食べると美味しいと感じ、もっと欲しくなり、甘い物にまた手を伸ばしてしまう。
  • 春、夏、秋、冬という季節は繰り返される。

 

この太るサイクル・・・見ていて辛いです・・・。

色はなるべく統一することで、すっきりと見せることが出来ます。

このような循環する情報は比較的数が少ないため、そのぶん図にしたときのインパクトは強いです。

 

パワーポイントの図形機能を使って表しても良いですが、ワンランク上の仕上がりにしたいときはこちらのサイトで矢印をダウンロードしてみてください。

やじるし素材天国「矢印デザイン」

無料でおしゃれなデザインの矢印が手に入ります。

 

⑥2つの軸で整理できる情報を伝えたいとき。

縦横の軸を使うことで、複数の物事を整理できる、という場合にはテーブル図を使って表現しましょう。

 

【例】

  • 見込み客を「購買意欲(ウォンツ)」と「必要性(ニーズ)」で分ける。
  • 映画を「ストーリーが明るい/暗い」と「アクションシーンが多い/少ない」で分ける。

 

 

こちらはマーケティングで有名な図表です。

このような図を作るにはテクニックが必要です。具体的には以下の2つのポイントに注意しなければなりません。

  1. 縦軸と横軸で分けたとき、全ての物事がどこかに当てはまるか?
  2. 縦軸と横軸に重なる部分がないか?

 

このような図も珍しいことから、先ほどの循環と同様にインパクトがあります。

ただし図に抜けモレがあると一気に冷めてしまうため、作成する際はポイントをしっかり押さえましょう。

 

 

まとめ

ご紹介した6つのパターンを覚えておけば、図の作成を恐れることはありません。

図にする情報がどのようなものか?分類が出来れば、あとは型にはめるだけです。

  • 影響を与える/変化する情報を伝えたいとき。
    ⇒ 矢印で表現。ただし相手に伝わるかに注意する。
  • 相互に影響する情報を伝えたいとき。
    ⇒ 双方向の矢印で表現。どう影響するのかも書いておく。
  • 並列の情報を伝えたいとき。
    ⇒ 同じ図形を並べて表現。配置もきっちり並べる。
  • 情報の構造を伝えたいとき。
    ⇒ 物事の数が少なければ、図形の大小で表現。多ければ樹形図で表現。
  • 循環する情報を伝えたいとき。
    ⇒ 矢印を使い、サイクルで表現。無料サイトの矢印素材を使うとワンランク上の仕上がりに。
  • 2つの軸で整理できる情報を伝えたいとき。
    ⇒ 2×2の表で表現。2つのポイントに注意する。

図が出来たら、メッセージと一緒にスライドに書き込みましょう。

メッセージはどうやって書いたら良いの?と思った方はこちら。
スライドのタイトルに手を抜くな!デキる資料に見せるタイトルの考え方をめちゃんこ簡単に解説します。

メッセージと図をバランスよく配置したい方はこちら。
パワーポイントのレイアウトがワンパターン?実例でわかる、覚えておきたい4つの手法。【スライドあり】







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